この記事では積水ハウスのイズロイエについてまとめています。
この記事を読めば、
- イズロイエの外観
- 坪単価
- 特徴&良いところ
- シャーウッドとの比較
なども全て分かるようになっています。
「イズロイエがおしゃれそうで良いなー」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いている人
僕自身、イズロイエで契約寸前までいった過去もあり、この記事の信頼度はかなり高めです。
積水ハウスのイズロイエ(IS ROY+E)とは
積水ハウスの鉄骨住宅といえば「ISシリーズ」。そのなかでも人気を集めているのが「イズロイエ」です。
「重厚感のある邸宅」という言葉がピッタリ当てはまる外観と内観が、人気を集める大きな理由です。
イズロイエって何番目のグレード?
イズロイエは鉄骨住宅のなかで2番目のグレードに位置しています。
- イズステージ/最高級ブランド
- イズロイエ/邸宅
- Beシリーズ/価格を抑えた自由設計
イズステージとの違いは、屋根勾配やバルコニーなどの外観の仕様だけ。
Beシリーズとの違いは、外壁がダインコンクリートかどうかだけの違いです。
断熱や耐震などの性能面に関してはどの商品も同じ。
※変わってくるとすれば、間取りや設計です。
イズロイエの外観デザイン|屋根も自由!
イズロイエの「邸宅」イメージを掴むには、あらかじめ用意された外観デザインを見るのが1番早いです。
積水ハウスの象徴でもある外壁「ダインコンクリート」の存在感を活かしたデザイン。
寄棟屋根のシルエットが端正な美しさを感じさせます。
これが「ザ・イズロイエ」な外観です。
軒の深い寄棟屋根とオーナメントピラー(左手に見える柱みたいなやつ)、ガラス張りのバルコニー。
1度見たら忘れないような、おしゃれな外観ですよね。
イズロイエは、フラット屋根をのせてスタイリッシュにすることも可能です。
上記外観では水平ラインを目立たせながら、キャノピー(大型のひさし)をつけて立体感のあるフォルムに仕上げています。
画像出典:sekisuihouse.com
イズロイエはダサい?真逆ですよ。
積水ハウスは圧倒的な年間供給戸数を叩き出す、実績No.1のハウスメーカーです。
そんな積水ハウスのなかでも、鉄骨住宅の看板商品にもなっているのが「イズロイエ」です。
ダサいと感じる人もいるかもしれませんが、一般的にはオシャレだと思っている人が多いということになります。
実物はもっとカッコイイですよ!
イズロイエにもいろいろ種類があります
イズロイエには和モダン・ファミリスイートといったコンセプトも用意されています。
ベースはイズロイエと変わらないので、「こんな雰囲気にもできるよ」といった意味でチェックしておきましょう。
イズロイエ・WA MODERN(和モダン)
出典:sekisuihouse.com
「重厚感のある邸宅」からやや離れて、「和の美」を追求したシリーズです。
外観でいうと、4寸勾配と切妻屋根(三角屋根)が大きな変更点になっています。
イズロイエ・ファミリスイート
出典:sekisuihouse.com
「ファミリスイート」は、柱や壁、間仕切りを取り払った大空間LDKにしようという間取り提案です。
ファミリースイートという名前はついていますが、どの商品でも可能な間取りです。
イズロイエの坪単価と価格について
イズロイエの坪単価は80万円スタートくらいで見ておくのがおすすめです。
実際に僕もこの金額をベースに見積もりをもらいました。
工事費用や外構、解体などもいろいろ含めると、
- 坪単価100万円×建坪
- 例1)40坪で4000万円
- 例2)35坪で3500万円
といったイメージを持っておくのが良いかと思います。
実際のイズロイエの見積もりも公開
※無断転載禁止。引用出典はOKです。
上記は僕が実際にイズロイエで出してもらった契約前の最終金額です。
- 延床面積:44.67坪
- 総額費用:3918万1540円
- 坪単価:87.71万円
ここに家具・家電などにかかる費用も含めると、坪単価93~95万円くらいになります。
イズロイエの特徴&良いところはココ!
続いて、イズロイエの良いところを3つ紹介します。
イズロイエは単純に見た目がおしゃれなだけではありませんよ?
重厚感のあるダインコンクリート
イズロイエといえば、なんといっても重厚感のあるダインコンクリート外壁です。
■ダインコンクリートとは
彫りの深いデザインをもつ積水ハウスオリジナルの外壁。耐久性が高く、30年間で約120万円のメンテナンスコストを削減できます。
ダインコンクリートはとにかく分厚くて硬い外壁で、耐久性がめちゃくちゃ高い。
- 一般的な外壁:厚さ14~18mm
- ダインコンクリート:厚さ55~60mm
これだけの厚みがありながら、彫りが深くてオシャレな外壁というのは、他にありません。
最大7mの無柱空間も可能
ファミリースイートのプランにも見られるように、イズロイエは最大7m×7m(約30畳)の開放的な無柱空間を作ることができます。
キッチン・ダイニング・リビングを遮るものが一切ない、開放的なLDKを作れるのが良いところです。
イズロイエでは1階の天井高を2m74cmまで上げられます。
※あらわし梁を使えば、天井高3mも可能。
「積水ハウス」という安心感
積水ハウスは実績No.1&保証も手厚いリーディングカンパニーです。
実際に僕もいろいろ調べましたが、「建てて後悔した」という人は、他のハウスメーカーに比べても圧倒的に少なかったです。
積水ハウスは国を背負うハウスメーカーなので、末端の営業マンでさえ下手な真似はできません。
とにかく安定していて、失敗しにくいハウスメーカー。
坪単価は決して安くありませんが、デザインや設備以外の部分にもお金を払っていると考えるのが良いと思います。
イズロイエは標準仕様も豪華です
出典:Facebook/積水ハウス
さすがは積水ハウス、イズロイエは標準設備も豪華ですよ。
もちろん気に入らなければ、自分たちで探してきた設備を導入することもできます。
洗面台
洗面台はPanasonic製とLIXIL製から選べます。
出典:Panasonic
Panasonicの「ウツクシーズ」のスタンダードモデル。引き出しや水栓のデザインを選択可能です。
出典:LIXIL
LIXILの「LC」と呼ばれるスタンダードモデル。収納力に特化している洗面台です。
キッチン
キッチンはPanasonic製とクリナップ製から選択できます。
出典:Panasonic
3口並列コンロを採用したPanasonic製の「ラクシーナ」。料理好きの人でも十分すぎる機能を備えています。
出典:cleanup
クリナップの「スケディア」は、収納力と取り出しやすさを重視したキッチンです。
トイレ
出典:TOTO
トイレはTOTOとLIXILから選べます。(どちらもタンクレス・タンク付きのモデルあり)
お風呂
出典:積水ホームテクノ
お風呂は積水ホームテクノの製品を採用しています。あらかじめ収納棚が設置されているのが大きな特徴です。
ちなみに、同じパナソニックやリクシルでも、工務店やローコストメーカーよりも少し上のグレードのものが使われています。
これも坪単価に含まれていると考えてOKです。
イズロイエの構造|耐震性は十分すぎる
積水ハウスの鉄骨住宅は「軸組工法+制震構造」で建てます。
木造よりも躯体が強く、制震構造もついているので、シンプルに地震には強いですよ。
耐震性を高める制震構造「シーカス」
地震のエネルギーを吸収する「シーカス」と呼ばれる制震ダンパーも、積水ハウスの大きな特徴です。
震度「7」クラスの大地震も想定して作られているので、住宅の変形や内外装の損傷も軽減してくれます。
名実ともにNo.1の積水ハウスなので、耐震性能は心配しなくていいかなと!
断熱性能はそこそこです。。
出典:積水ハウス
積水ハウスでは柱ごと断熱材で覆ってしまう「ぐるりん断熱」という断熱構造をとっています。
※一般的には、柱と柱の間に断熱材を入れます。
そのため、鉄骨の熱しやすく冷めやすいという弱点はある程度カバーされています。
メーカー名 | UA値 | Q値 |
一条工務店 | 0.25 | 0.51 |
住友不動産 | 0.42 | 1.35 |
住友林業 | 0.43 | 1.83 |
セキスイハイム | 0.46 | 1.60 |
三井ホーム | 0.46 | 1.51 |
ミサワホーム | 0.53 | ? |
積水ハウス | 0.55 | 2.27 |
トヨタホーム | 0.56 | 1.86 |
※UA値・Q値は断熱性能を示す数値(数字が小さいほど熱が逃げにくい)。数値は各メーカーの公式HPを参照。
ちなみに積水ハウス曰く、イズロイエとシャーウッドの断熱性能は一緒とのことですが…
個人的にそれはないと思っていて、鉄骨のイズロイエのほうが断熱性能もちょっと低くなると思います。
断熱材のグレードは3つ
ちなみに、イズロイエの断熱材は3つのグレードに分かれています。
東北までカバーできる断熱性能
東北または北海道の基準に適合する断熱性能。寒冷地では標準仕様。
北海道の基準を超える最高ランクの断熱性能
基本的には地域ごとで断熱材の標準仕様も違います。
寒冷地域以外でもオプションで寒冷地仕様にできるというのは、知っておいて損はないかと思います。
イズロイエ(鉄骨)とシャーウッド(木造)、どっちがおすすめ?
結論、イズロイエ(鉄骨)とシャーウッド(木造)はどちらでもOKで、好みの問題になります。
理由はシンプルで、どちらも
- 地震に強く
- 設計の自由度も高く
- 外観や内装もオシャレ
- おまけに価格もほぼ同じ
だからです。
積水ハウスの担当者の方に聞いた情報ですが、鉄骨と木造に性能差はほとんどないそうです。
僕が鉄骨のイズロイエを選んだ理由
結局着工まではいきませんでしたが、僕がイズロイエを選んだ理由がこちら↓
- 耐久性重視(長く住める家にしたい)
- 断熱性能は二の次(わりと温暖な地域)
- シロアリ被害が多い地域(木造はちょっと…)
本当にこんな感じの理由で決めました。
鉄骨と木造で大きく違うのは外壁で、内装や外観もほとんど自由なので、好みで決めるのもアリだと思います。
イズロイエのおしゃれな外観や内装、集めました!
最後に、素敵なイズロイエの画像をご紹介します。
※どのオーナーさんのイズロイエもインスタグラムで確認できます!
出典:Instagram/kantakuma1122
出典:Instagram/mamaison_o
出典:Instagram/cansiaga6
出典:Instagram/i.am.sheqas
積水ハウスのイズロイエ、おすすめですよ
まとめです。
大手ハウスメーカーの現役社員&一級建築士の僕から見ても、イズロイエは魅力的な商品です。
一生に一度のマイホームにふさわしい佇まい、設備、積水ハウスの安心感。
「邸宅」のようなマイホームを考えているなら、前向きに検討してみる価値はありますよ。
積水ハウスの展示場に足を運ぼう
イズロイエの良さを知るためにも、ぜひ一度積水ハウスの展示場へと足を運んでみてください。
やっぱり実際に見てみるのが1番早いですよ!
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