新築のダサい外観を死ぬほど後悔した話。
外観にいろんな色を取り入れて、ポップで可愛い家にしたんです。
住み始めて数カ月後、ご近所さんたちが
「あの家のセンス、見習いたいわ。笑」
と話しているのが聞こえてきました…。
出典:Yahoo!知恵袋
やっとの思いで手に入れたマイホーム。誰しもこんな思いはしたくないはずです。
というわけで、今回は新築の外観がダサくなる3つの理由を紹介します。
センスがない人でも、新築をおしゃれにする方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
「新築の外観がダサい…」という失敗談
まずは、すでにマイホームを建てた人たちの貴重な失敗談をチェックしてみましょう。
どの口コミもリアルで、参考になるものばかりです。
わが家は何もこだわりのないシンプルすぎる外観で、少し後悔しています。倉庫かと思うくらいシンプルです。
大手ハウスメーカーで新築して1ヶ月。言われるがままに従いましたが、カッコ悪い見た目が嫌でたまりません。
周りの家を見ては、後悔ばかりです。知識不足と勢いで建ててしまった私が悪いのですが…。
出来上がりを見ている時から、どうしてこんな外観にしてしまったと後悔しています。住んでいても苦しいです。
設計士さんがいろいろと提案してくれましたが、すべて聞き流してしまったことが原因です。
予算のほとんどを家の内側に使ってしまい、外構や外観がとても地味に。
住んでいる地区が、どの家も外構や外観にこだわっていて、少し劣等感も感じます。
最初に間取りやオプションを決めて、最後に外観…となったところで要望を伝えたところ、
「それなら予算もアップするし、最初から全部やり直しだ」と言われ、そのまま流されるように着工。意志の弱い自分がイヤです。
設計士さんにこちらの要望を伝えると「それは今どきではない。汚れが目立つ」と強気に却下されました。
実際、建ってみるとものすごくダサい。これから建てる人、どうか言いなりにならないで…最悪です。
上記の口コミも踏まえて、外観がダサくなってしまう人の共通点を見ていきます。
新築の外観がダサくなる人の共通点
新築の外観がダサくなる人には、3つの共通点があります。
- 図面と実物のギャップを理解していない
- 内装に力を入れすぎ、外観を手抜きすぎ
- ハウスメーカーの提案を鵜呑みにしすぎ
少し厳しめの内容になりますが、外観デザインを失敗しないためだと思って、以下も読んでみてください。
図面と実物のギャップを理解していない
新築戸建ては図面と実物に大きなギャップが生まれます(これは絶対)。
「面積効果」と呼ばれます。小さいサンプルと実物大では、人間は色の見え方が異なります。
分かりやすい例でいうと、外壁の色は99%イメージ通りになりません。
図面と実物のギャップを知らないまま進めてしまうと、きっと実物を見て後悔することになります。
おすすめの対策方法は、周辺の家の外観を参考にして決めること!
窓も外壁も色の組み合わせも、すべて実物大で確認することでギャップを埋めることができます。
外観にこだわっている人は必ずと言っていいほど、実際の建物を参考にしていますよ。
内装に力入れすぎ、外観は手抜きすぎ
内装や間取りに比べて、外観が後回しになっていませんか?
たしかに内装や間取りは住み心地を左右する重要な要素です。
でも、そこに力を使い果たし、外観をテキトーに決めたせいで後悔する人は後を絶ちません…。
当たり前ですが、外観から住まいづくりを始める人は、外観で失敗することはありません。
対策方法は、外観を後回しにせずに、間取りや内装と一緒に進めること。
早い段階から、外観のイメージやこだわりを持っておくと、テキトーに決めてしまうようなこともなくなりますよ。
ハウスメーカーの提案を鵜呑みにしすぎ
良くも悪くも、ハウスメーカーが提案する外観は“ありきたり”です。
外観を決める段階で予算に限りがある場合は、余計に“よくある外観”を提案されます。
だからこそ、あらかじめ理想の外観イメージやこだわりを持っておくことが大切です。
こだわりがあれば、
- 内装と外観に資金をバランスよく使うことができる
- ハウスメーカーの提案する外観にもこだわりをプラス
といったことも可能になります。
おしゃれな外観への近道、教えます
外観の決め方や取り組み方がわかったところで、ここからはおしゃれな外観への近道となるポイントを紹介します。
外観の良し悪しを決める3大要素
- 建物の形
- 窓
- 外壁
家の外観は、上記3つの要素でほとんど決まります。
1つ補足しておくと、巷でよく言われる「引違い窓がダメ、総2階建てがダメ」ということではありません。
それは好みの問題です。
こだわりを持たないとどうなるか…↓
- 建物の形は「四角い箱型」で…
- 窓も特にこだわりがないから、よくあるやつでいいかな?
- 悪目立ちしたくないから、外壁もオーソドックスな白とグレーで…
こうして何のこだわりもなく無難に決めていくと、あら不思議。
建売住宅の完成です。
無難なデザインが悪いわけではありませんが、オシャレな外観には“こだわり”が必要不可欠です。
家の形・窓・外壁を変えるだけで家の外観はガラッと変わるので、まずはこの3つからイメージしてみましょう。
ハウスメーカーのHPやモデルハウスを参考にすべし
どうやったら、こだわりが生まれるの?おしゃれな外観のイメージがまだ湧いてこない…
そんなあなたには、ハウスメーカーのカタログやホームページで【外観】を見まくることをおすすめします。
早い話、お手本を用意しましょうということです。
- カタログに掲載されている家
- モデルハウス
これらはいわばハウスメーカーの“顔”です。
ハウスメーカー側も【自信のあるおしゃれな外観】を掲載しています。
もちろん、モデルハウスをそのまま真似するのは予算的にも現実的ではありません。
でも、屋根の形・窓の形・色の組み合わせなどは参考になりますよ。
センスない人向け!おしゃれな外観を簡単につくるポイント
僕のおすすめは以下の2つのポイントです。
- 軒の出を深くする
- 外構にお金をかける
上記2つは費用対効果も高く、誰でも簡単におしゃれな外観をつくれるポイントです。
①軒の出を深くする
出典:住友林業
軒先を長くする方法は、おしゃれな外観をつくる定番の方法です。
上記画像のように、1階と2階に凹凸のないシンプルな形でも、軒を伸ばすだけでおしゃれになります。
ちなみに、普通のおうちの軒の長さは1m~1m25cmくらいです。
軒をどれだけ伸ばせるかは各メーカーによりますが、例えば積水ハウスだと最大2.5mまで伸ばせます。
軒天(軒の裏)も木目調(レッドシダーなど)にするとおしゃれですね。
②外構にお金をかける
出典:住友林業
意外と見落としがちですが、外構が立派であればあるほど、建物全体も立派に見えます。
外構…建物の周りの植栽や外塀、玄関アプローチなど
普通の人なら、外構にかけるお金は100万円程度かと思いますが、そこを150万・200万円と少し頑張ってみる。
すると、たとえ建物自体がパッとしなくても、なぜかおしゃれな外観に見えますよ。
外観のデザイン以外に気を付けたいこと
外観のデザイン以外で気にしておいたほうが良いことも3つ紹介します。
- 周囲から悪目立ちしないか
- プライバシー・防犯面
- メンテナンスのしやすさ
1つ目は「近隣との調和」。おしゃれすぎると悪目立ちして、妬まれちゃうよというお話です。
逆も然りで、周りと比べてあまりに地味だと、あとあと劣等感を感じてしまうかも。
2つ目はプライバシーと防犯面。大きな窓にしたら、隣の家から室内がマル見え…みたいなこともあります。
最後はメンテナンスのしやすさ。「思ってた以上に汚れが目立つ…おしゃれな外壁はどこへやら」みたいな点にも注意しておきましょう。
【本質】自分たちがオシャレだと思う「外観」でOK
最後に、本質的な部分についてお話します。
他人の目なんて気にせずに、自分たちがオシャレだと思う外観にすればOKですよ?
そもそも「ダサい」「おしゃれ」の価値観なんて人それぞれですよね。
一生に一度のマイホームなんだから、自分たちが良いと思った外観にすれば、それで100点満点だと僕は思います!
実際のところ、ご近所さんたちもあなたの家の見た目なんて気にしませんよ↓
他人の新築の外観に関する口コミ
外観や外構にこだわっていると目を引くので、「お金持ちなんだろうなぁ」と思います。
逆に、地味な分には目も止まらないので、何とも思わないです。
他人の家なんてどうでもいいです。気にしすぎです。
単なる趣味の問題としか思いません。服と一緒です。地味=お金がないとはならない。
パッとしないことは、そのぶん注目を浴びにくく、批判も避けられるということですよ。
外観が美しいことは自己満足なだけあって、ご近所さんからも妬みの対象になるだけです。
こんな感じで、みんな他人の家にそもそも興味なんてないので、外観は自己満足でOK。
他人の評価を気にして無理をするくらいなら、むしろちょっとダサいほうが良いかも?
引違い窓はダサい?ガルバリウムがおしゃれ?
他のサイトを見ると、こんなことが書かれていました。
- サイコロ型の総二階建てはダサいからやめましょう
- 引違い窓が多いとダサくなります
- ガルバリウム鋼板がおしゃれでおすすめです
これって、本当にそうですか?だって、価値観は人それぞれですよね。
サイコロ型をおしゃれに思う人もいるし、ガルバリウム鋼板をダサいと思う人もいますよね…。
⇒だから、そもそも他人の評価や意見を気にして、外観を決めること自体がナンセンスなんです。
極論、「外観にお金をかけられない」といった時でも「うちは見た目よりも住み心地を重視したもん!」と言えれば素敵ですよね。
まとめ
まとめです。今回の内容をおさらいしておきましょう。
- 他人の評価や意見は気にしなくてOK
- 自分たちがおしゃれだと思う外観にしよう
- 内装と同じように、外観のイメージやこだわりも持っておくべし
- こだわるなら、家の形・窓・外壁の3つから
- ハウスメーカーのHPやカタログを参考にしよう
マイホームは一生に一度の大きな買い物です。
他人の目や意見に流されずに、自分たちが納得したらそれでOKですよ!
外観は人に何を言われようが、気にしていません。
全部分かったうえで、必要だと思ったところにお金をかけて、結果的に住み心地の良い家ができて大満足!
後悔なんて1ミリもないんですけど?何か?
見本になる外観はカタログでチェックしよう
おまけです。
気になるハウスメーカーのカタログをひと通り集めたい人向けになります。
カタログを集めるなら、無料で自宅に届くのも早いライフルホームズがおすすめです。
ライフルホームズなら、【外観デザインにこだわる家】というテーマでハウスメーカーを絞ることができます。
建築予定地ごとにページが分かれていて、自分たちの地域にある大手ハウスメーカーや工務店だけが表示されるのも便利です。
※あとは気になるカタログやメーカーにチェックを入れるだけ。
- 見本になるような外観をカタログで確認したい
- 自分たちの地域で建てられるハウスメーカーってどこだろう
そんな方は一度利用してみる価値アリです。
完全無料で営業の電話も一切ナシなので、普通に使ってOKです。