規格住宅ってぶっちゃけどうなの?やっぱり自由設計の注文住宅のほうがいいのかな…
規格住宅のメリットデメリットやおすすめのハウスメーカーを教えてほしい。
そんな方に向けて、この記事では規格住宅と注文住宅の違いや、規格住宅がおすすめのハウスメーカーについてまとめています。
この記事を読めば、
- 規格住宅と注文住宅、どちらが合っているか
- 規格住宅がオシャレなハウスメーカー
なども分かるようになっています。
ぜひ参考にしてみてください。
▼この記事を書いた人▼
ちなみにこの記事を書いている僕は、某大手ハウスメーカーの現役社員です。
今回も業界の裏事情を交えながら、住まいづくり初心者の方でも大丈夫なように分かりやすく解説していきますね。
規格住宅とは?自由設計との違いを知ろう
規格住宅は、ハウスメーカーがあらかじめ用意した間取りやデザインから好みのものを選んで建てる住宅のこと。
※セミオーダータイプや提案型商品と呼ばれたりもします。
ゼロから設計図をつくる自由設計とは違い、すでに設計図も完成しているのが規格住宅です。
自分たちで選べるもの【例】
- 間取り(100~1000パターン)
- 設備(キッチンやお風呂)
- 仕様(設備や建具のグレード)
- 内装デザイン(床材や壁紙)
- 外観デザイン(5パターンくらい)
間取りや建物の大きさはある程度決まっていて、設備や内装のメーカーやカラーは限られています。
とはいえ、組み合わせはかなりの数になります。建売住宅とは違い、自分好みのマイホームを建てることは十分に可能です。
実は、規格住宅は人気です
世間的には注文住宅=自由設計のイメージもありますが、実は規格住宅もめちゃくちゃ人気です。
やっぱりマイホームは自由設計じゃないと意味がないのかな?という人も安心してください。
規格住宅のほうがオシャレで住み心地の良い家になる、という見方もたくさんありますよ。
規格住宅のメリットデメリット
規格住宅のメリットデメリットは上記の通りです。
少しだけ解説していきます。
メリットはコスパが超良いところ
規格住宅の良いところは、自由設計よりも安い価格で、大手ハウスメーカーの構造や性能が手に入ることです。
また、間取りも多くの人が満足できる定番のパターンを採用しているので、住み心地の良さも保証されています。
家具や照明もパッケージ化されているので、内装もトータルコーディネートされていてオシャレですよ!!
デメリットは妥協ポイントが必ず出てくること
規格住宅は部材や仕様もすべて規格化されているので、「本当はこうしたいのにダメって言われた…」という部分は必ず出てくるかと思います。
間取りの動線や設備メーカーなどにこだわりがある人は、ぶっちゃけ規格住宅は向いていないかもしれません。
規格住宅はこんな人におすすめ!!
結論、規格住宅は以下のような人におすすめです。
- 大手ハウスメーカーで費用を抑えたい
- 間取りや仕様に強いこだわりがない
- むしろ定番の間取りやデザインが良い
- できるだけ早く住みたい
- おしゃれやセンスに自信がない
予算的に自由設計だとローコストメーカーしか無理…という家庭でも、規格住宅なら大手ハウスメーカーで建てられるケースがあります。
自由設計よりも坪単価は10~20万円ほど安くなるので、気になるハウスメーカーの坪単価はチェックしておいて損はないと思いますよ。
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>>【最新】大手ハウスメーカー坪単価ランキング【総額ベース】
規格住宅のおすすめハウスメーカー5選
というわけで、ここからは規格住宅がおすすめの大手ハウスメーカーを5つ紹介します。
いずれも自由設計より安く、高性能な注文住宅を建てられるので、ぜひ気になるハウスメーカーがあればチェックしてみてください。
ミサワホームの規格住宅
出典:ミサワホーム
ミサワホームは大手ハウスメーカーのなかでは珍しく、規格住宅を推しているハウスメーカーです。
規格住宅は「スマートスタイル」という商品名で、コンセプトによって8種類に分かれています。
規格住宅のラインナップがとにかく豊富。ZEH・スキップフロア・蔵ありなど、自分たちのライフスタイルに合った規格住宅が見つかりやすい。
規格住宅とは思えないほど内装・外観がオシャレ。モノコック構造×制振装置で耐震性もバツグン。
規格住宅を考えているなら、真っ先におすすめしたいのがミサワホームです。
設備に頼ることなく快適な家を設計する「微気候デザイン」など、ミサワならではの技術力も規格住宅には取り入れられていますよ。
一条工務店の規格住宅
出典:一条工務店
一条工務店には、4000通りの間取りから好みのものを選べる「i-smile(アイスマイル)」という規格住宅があります。
専用タブレットを使えば、自宅でじっくり間取りや仕様を選べるので、ストレスフリーな住まいづくりも可能です。
規格住宅においても、断熱・気密性能は業界トップクラス。冬は暖かく、夏は涼しい。快適な家が手に入る。
アイスマイルの全貌は公式サイトにもありません。専用のタブレットを申し込むことが最初の条件になっているので、少しハードルは高めですね…。
規格住宅においても、快適さにつながる性能は一条工務店が断トツです。
自由度は低めですが、性能を重視したい人にはやっぱりおすすめのハウスメーカーです。
住友林業の規格住宅
出典:住友林業
住友林業には「Forest selection(フォレストセレクション)」という規格住宅があります。
1000通りのもの設計プランあり。家事動線・収納スペースなどのバリエーションは、規格住宅とは思えないほど。
外観は4つのデザイン×4つのカラーバリエーションから選択可能。どれもオシャレ。
使用する木材に応じて、5つのインテリアコーディネートを用意。規格住宅でも木材の質感を120%味わえるのは住友林業ならでは。
住友林業は業界でも1.2を争う高級ハウスメーカーですが、規格住宅なら価格を抑えながら、住友林業の「木材の質感」をたっぷり味わえます。
バリエーションも断トツで多いので、規格住宅のなかでも特にこだわりを反映しやすいですよ。
大和ハウスの規格住宅
出典:大和ハウス
大和ハウスにはウェブ限定の規格住宅「Lifegenic(ライフジェニック)」があります。
鉄骨造らしく、吹き抜けや柱の少ない開放的な大空間を実現できるのが特徴です。
マイページを作成すれば、間取りやデザインもすべてパソコンやスマホで即シミュレーションできて便利。
外観デザインは5パターン。おすすめコーディネートを選ぶのも良し、自分たちでカスタマイズするのも良しです。
インテリアコーディネートは5種類。大和ハウスらしい大人な雰囲気が漂う、オシャレな内装がつくれます。
無料のマイページを作成すれば、今からでも規格住宅の全貌をシミュレーションできるのが嬉しいポイント。
「規格住宅でも、こんなにオシャレで立派な家になるんだ」という実感を得るにはもってこいです。
積水ハウスのセカンドブランド「積水ハウスノイエ」
出典:積水ハウスノイエ
積水ハウスに規格住宅はありませんが、坪単価を大幅に抑えた若年層向けのセカンドブランド「積水ハウスノイエ」は要チェックです。
※1棟あたり2000万円前後で建築可能。
積水ハウスよりも安く建てられる理由としては
- 外壁などの選択肢が少ない
- 営業拠点を減らし、営業・物流コストの削減
- 無料保証期間が短い(30年→10年)
など、若干スペックを落としているからです。
その代わり、積水ハウスブランドのもとで、安く自由設計の注文住宅を建てられるので、チェックしてみる価値はあると思いますよ!!
【豆知識】建売住宅も見に行って損はありません
最後にアドバイスですが、規格住宅を検討しているなら、気になるハウスメーカーの建売住宅(分譲住宅)も見に行くのがおすすめです。
最近の建売住宅は驚くほどオシャレで、性能も品質も大手ハウスメーカーの自由設計と変わりません。
規格住宅のように「選べる楽しさ」はありませんが、良い意味ですでに完成されていて、失敗しにくいのが建売住宅の良いところ。
まとめ
規格住宅のメリット
- 価格が安い
- 性能は大手ハウスメーカーそのもの
- 間取りやデザインも失敗しにくい
規格住宅のデメリット
どこかで妥協するポイントが必ず出てくる
おすすめハウスメーカー
- ミサワホーム
- 一条工務店
- 住友林業
- 大和ハウス
- 積水ハウスノイエ
規格住宅は自由設計の注文住宅よりも下に見られがちですが、決してそんなことはありません。
実際、自由設計でこだわりを詰め込みすぎて、チグハグな家が建ってしまうケースもたくさんありますからね…。
その点、規格住宅なら間取りやデザインはどう転んでも、一定以上の満足度が得られます。
価格も安く、失敗しにくいのが規格住宅なので、ぜひ前向きに検討してみてくださいね!!
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