3階建てが得意なハウスメーカーってどこ?
3階建ての実績が豊富で、土地もムダなく活用してくれるところがいいな…
そんな方に向けて、この記事では3階建てが得意なハウスメーカー5選を紹介します。
この記事を読めば、
- 3階建ての実績が豊富なハウスメーカー
- 工務店やローコストメーカーの3階建てはアリ?
- 3階建ては木造と鉄骨どっちがおすすめ?
なども分かるようになっています。
ハウスメーカー選びで失敗したくないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
ちなみにこの記事を書いている僕は、大手ハウスメーカーの現役社員(9年目)です。
今回の記事もすべて実体験や経験にもとづいた内容なので、この記事の信頼度はそこそこ高いと思います。
3階建てハウスメーカー選びのポイントは3つ
まずは3階建てのハウスメーカー選びで重要なポイントを3つ紹介します。軽くチェックしておいてください。
①構造の強さ
水周りを同じフロアにまとめたり、家事動線を工夫するのが難しい3階建ては、間取りも複雑化しやすいのが特徴です。
「せっかくの注文住宅だから、自分たちの希望通りの間取りを作りたい」と思うのは当然ですが…
そのためには、柱や壁を自由に動かしても問題がないレベルの強い構造が必要になります。
②3階建ての実績が豊富かどうか
ハウスメーカーによっては、3階建ての経験に乏しい営業マンや事業所も存在します。
2階建てのように頻繁に担当することがないため、どうしても当たりハズレはあります…。
できるだけ3階建ての実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことで、ハズレを引く可能性も低くしていきましょう。
③耐久性(メンテナンス費用)
3階建ては外壁などのメンテナンスコストも大きくなりがちです。
建築コストを安く抑えられても、メンテナンスコストで後々の生活が苦しくなるのは避けたいところ。
できれば、構造や外壁などの耐久性が高く、保証内容も充実しているハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。
3階建てのおすすめハウスメーカー5選
出典:panasonic-homes
大手ハウスメーカーに勤めて実感していることですが、3階建てが得意なハウスメーカーというのはある程度決まっています。
ハウスメーカーによっては3階建ての実績が少ないところもあるので、できるだけ実績が豊富なメーカーを選ぶことが大切です。
メーカー | 特徴 |
ヘーベルハウス | 重量鉄骨 屋上or庭つきリビング |
積水ハウス | 実績豊富 鉄骨・木造ともに人気 |
パナソニック ホームズ |
設計自由度が高い |
三井ホーム | 木造 デザインおしゃれ |
ダイワハウス | 実績豊富 災害時も安心 |
それぞれ特徴や強みを簡単に解説していきますね。
【1】ヘーベルハウス
出典:SBSマイホームセンター
強靭な構造でおなじみのヘーベルハウス。高層ビルで使われる“重量鉄骨”を使用しています。
実は、3階建てや二世帯住宅のパイオニアで、これまで40年近くにわたって3階建て住宅を提供しています。
屋上利用や庭付きリビングが得意で、都心の小さな土地でもソトを感じられるプランが人気です。
3階建ての実績もかなり豊富なので、真っ先に検討したいハウスメーカーですよ。
【2】積水ハウス
出典:積水ハウス
積水ハウスは名実ともに実績No.1のハウスメーカーです。
鉄骨・木造どちらでも3階建てが可能で、設計の自由度が高く、おしゃれな外観や内装も人気の理由です。
保証やアフターも手厚く、とにかく失敗しにくいハウスメーカーです。
おすすめポイント
- 業界屈指のリーディングカンパニー
- 3階建てや多世帯の実績も豊富
- 設計の自由度が高い(変形地も得意)
- 外観や内装もオシャレ
- 最大9mの「柱のない大空間」
関連記事:【最新】積水ハウスの坪単価と6つの特徴|値引きのコツ
【3】パナソニックホームズ
出典:パナソニックホームズ
パナソニックホームズは、15cm刻みで設計できるモジュール(普通は45cm)を採用しています。
そのため、小さな土地や変形地でも、ギリギリまで上手に活用してくれるのが特徴です。
業界初となる「地震による建て替え保証」もあり、鉄骨構造の強さに相当自信を持っているハウスメーカーでもあります。
おすすめポイント
- 業界最小15cm単位の設計で、敷地を有効活用
- 狭小地も得意(足場を建物の内側に組める)
- Panasonic製品で統一できる
- 業界No.1の空気のキレイさ
関連記事:【総額どれくらい?】パナソニックホームズの坪単価と特徴まとめ
【4】三井ホーム
出典:三井ホーム
デザイン力No.1の呼び声高い「三井ホーム」。
木造ですが、強固なプレミアムモノコック構造により、耐震性は業界トップクラス。
また、「できない間取りはない」と言われるほど、設計の自由度や対応力が高いところも三井ホームの良いところです。
関連記事:三井ホームの特徴とリアルな坪単価【実際の見積もりも】
【5】ダイワハウス(大和ハウス)
出典:ダイワハウス
ダイワハウスは、商業施設やマンションなども数多く手がけるハウスメーカーです。
3階建てのノウハウや実績は疑う余地がなく、地震に強い構造にもかなりこだわっています。
電気の自給自足により日々の光熱費を抑えたり、災害時も普通に暮らせるような家が良いという人におすすめのハウスメーカーです。
【価格で比較】3階建てのハウスメーカー
上記で紹介したハウスメーカー5社の坪単価もまとめておきます。
注意点として、坪単価はあくまで“高い安い”のイメージとして参考にしてください。
※坪単価は間取りや仕様、床面積でまったく違ってくるため。
順位 | メーカー名 | 平均坪単価 |
1位 | 三井ホーム | 100.6万円 |
2位 | ヘーベルハウス | 99.2万円 |
3位 | 積水ハウス | 95.9万円 |
4位 | 大和ハウス | 95.0万円 |
5位 | パナソニックホームズ | 86.4万円 |
※2階建ての総額ベースで算出
※2020年の住宅産業新聞のデータを参照
上記5社で3階建てを建てる場合、坪単価110万円~くらいは見ておくのが良いかと思います。
※施工面積35坪なら3,850万円~といった感じ。
大手ハウスメーカーの価格感をザっと確認したい人は、以下の記事もご覧ください。
値引き交渉のタイミングや方法は知っておくべき
2階建てよりも予算がかかるのは重々承知してるけど、それでも安く建てたい…
誰しもがそう思いますよね。
実は、大手ハウスメーカーなら、総額の3~8%くらいの値引きは可能です。
この事実を知らないまま建ててしまうと、数百万円は損をしてしまうことになります。
ハウスメーカーで値引きできるカラクリや交渉方法は、ぜひ以下の記事でチェックしておいてくださいね。
工務店やローコストメーカーで3階建てはアリ?
今回紹介した5つのハウスメーカーはいずれも超大手ですが、もちろん工務店やローコストメーカーでも3階建ては建てられます。
むしろ、大手ハウスメーカーが予算的に難しい場合は、ローコストメーカーや工務店が最有力候補になるでしょう。
※大体の価格イメージはこんな感じ↓
施工会社 | 坪単価イメージ |
大手ハウスメーカー | 80~100万円 |
ローコストメーカー | 40~80万円 |
工務店 | 30~70万円 |
上位3つの住宅メーカーで迷った際は、以下のポイントで判断してみてください。
安さを取るか、性能を取るか
工務店とハウスメーカー、それぞれの強みは以下の通りです。
- 工務店:自由度が高く、価格が安い
- ハウスメーカー:性能や品質が高い
工務店なら、安い価格で大きな家を建てることができ、自分たちの好きな間取りや設備も実現できます。
一方のハウスメーカーは、部材も仕様も規格化されており、独自のテクノロジーを取り入れた性能の高い家が建ちます。
個人的には【大手ハウスメーカー】がおすすめ
3階建ての場合、個人的には大手ハウスメーカーから検討してみるのがおすすめです。
というのも、3階建ての注文住宅には
- 間取りが複雑化しやすい
- 地震で揺れやすい
- 狭小地や変形地が多い
といった特徴があるからです。
これらの問題をクリアしながら、希望通りに建てられるのは、工務店よりも大手ハウスメーカーです。
あとは予算の問題ですね…。
関連記事:【ハウスメーカーと工務店の違い】どっちが良い?選び方も解説
木造と鉄骨、3階建てならどっちがおすすめ?
木造VS鉄骨ですが、3階建てのセオリーは鉄骨です。
鉄骨のほうが強度も高く、シンプルに鉄骨メーカーのほうが3階建ての実績も豊富だからです。
出典:nikkei.com/住友林業が計画中の木造70階建てビル
とはいえ、今は木造3階建ても十分な耐震性を持っているので、木造も全然アリです。
実際、3階建ての注文住宅で木造を選ぶ人は年々増えていますよ。
3階建ての場合、その家が十分な耐震性を持っているかどうかを確認するための【構造計算】も行われます。
「木造って弱くない?」という方も安心してください。
3階建てのメリットデメリット
3階建てのメリットデメリットもここで簡単にまとめておきます。
「当初は3階建てを希望していたけど、最終的には2階建てになった」という人も多いので、あらためてチェックしておく価値はあるかと思います。
3階建てのメリット
たくさん部屋が取れる
3階建ては2階建てよりもたくさん部屋がとれる。タテ方向に広く大きいため、敷地面積を有効活用しやすい。
眺めが良く、採光も○
3階部分は見晴らしが良く、太陽の光もたくさん入る。風通しも良し。
家族のプライバシーが確保できる
階が増えることで、1人1人のプライバシーを確保。二世帯住宅などにも向いている。
駐車場も確保しやすい
1階部分を駐車場やインナーガレージにあてることで、小さな土地でも車を2台横並びに置くことも可能。
将来的に店舗・賃貸併用も
将来的に1階部分を店舗や賃貸にあてることも可能。
3階建てのデメリット
家事動線が悪い
水回りや洗濯動線を同じフロアで固められないケースも多く、家事の動線が悪くなりがち。間取りも複雑化しやすい。
老後が不安。。
3階建ては老後の階段の上り下りが大変。エレベーターなどをつけることもできるが、初期費用や維持費は高くなる。
地盤改良費が高い
3階建ては建物が重く、地盤改良にかかる費用も大きくなりがち。100~150万円は少なくともかかると思っておくべき。
家具・家電の移動が困難。。
階段の上り下りで、家具や家電を移動させるのが大変。引っ越しは業者に任せるとしても、普段の生活で困るシーンはあるかも。
家の中の温度差が大きい
冬は1階が寒くなり、夏は3階が暑くなる。吹き抜けやオープン階段を設置すると、さらに冷暖房効率が落ちるので要注意。
モデルハウスで間取りや見積もりをゲットしよう
ある程度ハウスメーカーが絞れたら、実際にモデルハウスで要望を伝えて、間取りや見積もりを出してもらうのがおすすめです。
「ここだ!」と思えるハウスメーカーが決まっても、実際の提案や営業マンがイマイチなことは多々あります。
いきなりモデルハウスに行くのもおすすめしませんが、ある程度メーカーが絞れたら、実際に聞いてみるほうが早いですよ。
関連記事:【知らないと危険】モデルハウス見学ポイントと流れを解説
【無料】自宅で間取りや見積もりをもらう方法
今は便利な時代で、自宅にいながら自分たちの要望を組み込んだ
- 間取りプラン
- 見積もり
などを、複数のハウスメーカーから郵送してもらうことも可能です。
モデルハウスを回る時間がない人、いろいろなハウスメーカーから間取りや見積もりをもらいたい人は、ぜひ利用してみましょう。
関連記事:【無料アリ】間取り図の作成を依頼できるサービス2選
まとめ:信頼できるハウスメーカーを選ぼう
3階建て住宅は、基本的にどのハウスメーカーや工務店でも可能です。
とはいえ、3階建ての実績やノウハウは、ハウスメーカーごとにかなりバラつきがあります。
後悔しないためには3階建ての実績が豊富なハウスメーカーを選ぶのが鉄則なので、
- ヘーベルハウス
- 積水ハウス
- パナソニックホームズ
- 三井ホーム
- ダイワハウス
などの実績が豊富なハウスメーカーから検討してみるのが個人的にはおすすめです。
今回は以上となります。
【無料】気になるハウスメーカーのカタログを集めよう
住まいづくりにおいて、カタログはいわば教科書のようなもの。
これから3000万円以上の買い物をするのに、カタログの1つも持っておらず、勉強していない状況はさすがにマズイかなと思います…。
気になるハウスメーカーのカタログがまだ手元にないという方は、「ライフルホームズ」でサクッと揃えておきましょう。
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関連記事:【6日で20冊以上】ライフルホームズの注文住宅の資料請求レビュー
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